僕が大企業に就職することを薦めない理由。

どうも、下田です。

昨日の続きを。自戒も込めて、淡々と。


1夢と現実は遠距離恋愛

→あなたは大きな夢と希望をもって会社説明会に行き、彼らが行っている業務に心を打たれ、OB訪問に行き、口からでまかせを言う先輩に会ってさらに心酔する。あなたにとって理想な会社像や先輩像を否定はしない。しかし、そもそもである。あなたが本当にやりたいことができる部署に行けるか、上司につけるか、という確率は低いのだ。それは入社したときだけに関わらず、それからの社会人人生でも非常に大事なことだ。もし、あなたが入社時には配属されなかったかもしれないが、そこで結果を出せば異動希望が通るのか。そういうキャリアプランはしっかりと用意されているのかも考えなくていけない。多方面からみればリスクの方が大きいかもしれないのに、あなたは見ていない。やりたいことに対してその選択肢が正しいのかをもう一度考え直してほしい。

2勢いに立ちはだかる高い壁

→組織がでかいため、何をやるにも遅い。そして多勢に無勢。もし、それが会社にとって大切なことだとしても完結させるのに大きな労力と打ちひしがれない強い心が大事になる。上司であったり、そのまた上司、チームメイト、財務部や経営企画部とか様々な人間を取り込みながら、稟議書やらの承認や決済というステップを地道に踏み、実行に移す。そのときにはさほど必要ではないかもしれないにも関わらず。。。でも、まあ多くの人はそれを完結する前に立派なカンパニーヒューマンになっている。

3出る杭は打たれる

→大企業というのは全員が優秀な人材とは限らない。なぜかというと、外資系のように成果が上がらなければクビになるという制度がないから。クビにするのはいつだって会社の業績が悪くなってからだ。入ったら勝ちに等しい気持ちで入ってきた会社にそんなに尊敬できる先輩がいるか?答えは否だ。これから君の前には50歳あたりのふらふらしてるジジイが仕事の成果とはさほど関係のないことで文句を言ってくる。説教をしてくる。間に受けると鬱になり、バカにとってはただうざい。

4ヌルい

→これからの人生でどうにかして、良い暮らしをしたいと思った時にあなたはどうするだろうか。そのときは周り奴らより、頭を働かせて、さらに質より量をこなして自分自身にインプットしていかなければ人に差をつけることなんてできない。そのときに、会社の空気は非常に大事なものだ。大企業に勤める多くの人は自分がやっている仕事で動く金を自分の金と思って仕事をしていない。赤字が出たとしてもそれは会社の金であって、自分の懐から出た金ではない。つまり、執念がないのだ。ここがヌルい。個人のキャッシュフローだろうが、会社のキャッシュフローだろうが無駄にしていい金なんてどこにもないのだ。そういう環境にいるといつの間にか自分も汚染されて、ふらふらしているジジイになる。

5会社の犬になる

→最終、会社の犬になる。平凡な毎日になにか良い事が起きないかと祈り、同僚と酒を飲みながら会社や上司の文句を言い合う。毎年少しずつ上がる給料に満足をして、めんどくさい仕事は後輩に振っていく。仕事のスピードが上がったのはあなたの成長ではなく、ただ仕事を覚えて効率が良くなっただけなのに成長したと喜ぶ。そうやって何年もして気付いた時には、入社したてのころにうざくて臭かった、1ミリも尊敬出来なかった先輩にあなたはなっているのだ。アーメン。

 

ここまで5つほど書いてきたが、うまく伝わるかはわからない。

だけど、言えることは僕たちが思う優秀な人というのは出る杭を打とうとはしないし、やる気のある若者を潰そうともしない。そして優秀な人が集まる会社というのはキャリアプランがしっかりしているし、自分の仕事や会社に誇りを持っている。

 

最後に、

大企業と呼ばれる会社がみんなこういう会社ではないということ。働きがいがあって、キャリアプランも明確で、動きが速い会社も多くある。大事なことはこういう視点をもってほしいということだ。「どのようにすれば、自分がやりたいことができるか。」に対して、どう自分のライフプランを立てるか。それこそ、会社に属さないという選択肢もある。自分の人生を作るのは経歴や見栄えじゃない。それはあなた自身の中身であり、心身の充実だ。

ただただ、安定や世間体で就職はしないでほしいと切に願ってこの題を閉める。

それではまた。