アパレルブランドを立ち上げる。共に育つ服を作るブランドを。

どうも、下田(@shotarouzaemon)です。

 

アパレルブランドを立ち上げる。

それが僕が会社を辞めた意味でした。

 

生産枚数>消費数量の現実

いま、世の中には無駄な物で溢れ返っている。

誰かが必要としてくれているもの以上に、物が作られている。

ことアパレルに関していえば、年々生産枚数は増えているにも関わらず、消費枚数は年々下がっている。

とりあえず作り、とりあえず店頭に並べる。

セールで叩き売り、売れなければ燃やす。

それが常態化している。

 

それでいいのだろうか?

もっと物って大事にするものではなかっただろうか。

買ってくれたお客さんの顔を想像しながら、大事に大事に作るのが、「服を作る」ということだったはず。

 

今は、ただ作ることが目的になっている。

作ることが目的になっているから、何も伝わらない服が売られている。

とりあえず、世の中で流行っているものを作っているから、どこにいっても同じような服が並んでいる。

つまらない。

そう思うから、お客さんが服を買わなくなったのではないだろうか?

 

私達自身がそういう時代を作ってきた。

僕が小学校のころから、買いやすい価格で服を販売する量販店は街中にたくさんあり、そこで服を買い、飽きたら捨てる、しみが付いたら捨てる、サイズが合わなくなったら捨てる。

常に新しいものに買い替えるという環境で育ってきたのである。

そういう服の買い方をした結果、この20年の間、服の概念が「耐久消費材」から「一時消費材」になってしまったのである。

「この服だから買いたい。大事に使いたい。」から「この服でいいや。汚れたら買い替えればいいし。」に変わっていってしまったのである。

全てを否定するつもりはありません。

大きなビジネスを展開してきた彼らは、人々に手に取りやすい価格で商品を作り、人々に喜ばれています。

そして、大きな企業として、雇用を生み出し何千人という社員を幸せにしています。

ビジネス的にも社会的にも大きな貢献をしています。

 

だからこそ、あなたと共に育つ服を作りたい。

僕らは自分たちが作った商品を1年で捨て欲しくない。

何年も何年も着てもらって、どんどん良くなる服を自分だけの物にして楽しんで欲しい。

手に取った人たちが、10年後も同じ服を着て、胸を張って街を歩ける服を作りたい。

着れば着るほど、自分だけに合う服を作りたい。

ともにあなたと育っていく服を作りたい。

10年後、その服を見て「あの頃」を思い出せる服を作りたい。

 

最後に

世の中のトレンドに左右されることなく、一心に物作りに励み、

僕たちは物を作るということを再定義し、

目の前の価格よりも、買った後の喜びに目を向け、

あなたの人生に寄り添う服を作る。

「本物」だからかっこいい。

それは服だけではない。

 

それではまた。