何故、人は弱みに目を向ける?

どうも、下田(@shotarouzaemon)です。

 

昨日、ちょっとした送別会を開いてもらって、

そのときに出た話について少し書いてみようかなと思います。

 

たまたま、この間Strengths Finderとなるものをやって面白かったので、その話をしたところ、先輩から「今の会社でもやったよ〜」という返答か返ってきたので、「え、導入されてたの?!」とおもいました。

https://www.gallupstrengthscenter.com/

 

Strenghs Finder をやって自分の強みが5つ出てきて、「うわ、そうなんだあ」と思って楽しかったので薦めたのもあるのですが、

もっと楽しいと思ったのは人の強みにフォーカスして人員配置をして、組織のパワーを上げていこうという考え方ですよね。

そもそも人には得意分野と不得意分野がありますよね。その二つの面が見えているときに、①得意分野を伸ばすのか。②不得意分野を克服するのか。という選択肢が出てきます。

学生の頃の部活とかでもそうですよね。野球だったら、足は速いけれどバッティングは得意ではないという選手がいた場合、①ストロングポイントの足を極めて、最強の1番バッターになるのか、②ウィークポイントの打撃を改善して、とりあえず平均的な7番バッターになるかという、選択ができるわけです。

その選択が内(選手自身)が決めるのか、外(監督)に決めるのかによって、人生は大きく変わるわけですが。。。

 

先輩の話の続きに戻ります。

それは1つのグループ内(20名程度)で実施されたそう。

みんなの結果が出てきて、上司がその結果を見て、先輩に行った言葉が、

「OOは、確かにこういうところが弱いんだよね。すっごいわかる。」だったそうです。(Strenghs Finderには弱みも出してくれるプランもあります。)

 

笑っちゃいましたよね。

そもそも名前が“Strenghs Finder”ですからね。決して“Weakness Finder”じゃないですからね。。。

まあ、その上司は選手の強みを最大限伸ばす指導ではなく、弱みを克服して平均化していく指導をする監督タイプだったのでしょう。

 

 

弱みに目を向ける人たち

弱みとは人として、苦手なことだったり、触れてほしくもない部分だったりするわけです。苦手なことってそれをやろうとしようするだけで吐き気がするし、モチベーションが下がるじゃないですか。

なぜ、それを人にやらせようとするのか。

人の弱いところに目を向けて、「あの人はこれができないからねえ。」なんて言っている人たちを見ると、本当にやめてくれって思うわけです。

だいたいこういうことを言っている人たちって、自分が「当たり前にできなきゃいけないことができている」という前提で、目の前の人が「当たり前のことをできていない」姿を見て言うわけです。そもそもできていないのに、あたかもできているかのように発言する人もいる。これが一番たちの悪い人。

まず、

①当たり前というのは、「あなたにとって」の当たり前であって、「その人にとって」の当たり前ではない。▶︎価値観の押しつけ。

②自分よがりな「当たり前」を押し付けることによって、自分は出来ているという環境を作る。▶︎優劣をつけ、自分が上、部下が下という序列を作る。

この二つが発生する組織にいると、判断される指標が少ないので、1つの指標ができなかったりすると、「できない人」としてレッテルを貼られるわけです。

 

だから、仕事がつまらない。

そんな、自分が不得意なことをやらなきゃいけない組織って本当に辛いわけです。ピーマン嫌いな人が毎日無理矢理、ピーマンを口にぶち込まれるのと同じです。

そういう環境が続くと、「上司の言う通りにやっているのに売上があがらない。」とか「自分の思い通りにやらせてくれない上司が悪い」などの不平不満が噴出し、組織として成り立たないという悪循環に陥っていく。

あっちでは「部下が指示通り動かない」と、こっちでは「上司の指示が悪い」なんて状態になっていくんですよね。

 

結果、チームとして成果が出ればいいじゃん

僕は、「自分に出来ないことをできるような人」「自分が間違っているときに、真っ正面から正してくれる人」と仕事したいと思っています。

(できないことや間違っているということを認めないときももちろんあります。)

チームというのは、野球とか、サッカーとかと一緒でポジションによって役割があります。その1つ1つの役割を「得意な人、好きな人」に携わってもらえれば、それほど楽しいことはないのかなって純粋に思うんです。

点をとることが得意な人にはフォワードをやってもらって、守備が得意な人にはディフェンスダーをやってもらう。

それと同じように会社のチームでも役割に合わせて人を配置する。

そうすれば、働いている人も楽しいから頑張るし、だからチームの成果も上がるだろうし。結果みんなが楽しく働ける会社って出来るんじゃないかなあって。

というか作らないと日本に会社も働いている人も潰れていってしまうんじゃないかって思うんだけど。

だから、チームリーダーにとって、一番大事にしなくちゃいけないことは「誰をどこに配置するか」ではないかと。

一番始めのそこの部分を疎かにすると、後々痛い目に合うので自分だし、会社なので。

そんなことを前の会社を思い出しながら、感じました。

 

 Strenghs Finder自体やってみると面白いので、やってみてもいいと思います。

 

それでは、また。